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2026年度入学式を挙行しました



2026年度入学式を4月4日に挙行しました。本年度は、松本大学・松本大学松商短期大学部・松本大学大学院で計 657名の入学生を迎え、新たな学生生活の一歩を踏み出しました。
あいにくの天候ではありましたが、キャンパスには期待を膨らませた新入生の笑顔が溢れていました。入学生の皆さん、ご入学おめでとうございます!






告辞
新入生の皆さん、松本大学・松本大学松商短期大学部並びに大学院へのご入学おめでとうございます。教職員一同、皆さんを心より歓迎し、お祝い申し上げます。また、ご両親をはじめとするご家族の皆様、関係者の方々にも心よりお慶びとお祝いを申し上げます。本日はまた、たいへんご多忙の中、山崎大学委員長・同窓会会長並びに藤田後援会会長の方々にもご臨席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
北アルプス、上高地、美ヶ原など雄大な自然に囲まれた日本の中心地、松本市に位置する本学は、128年に及ぶ松商学園の「自主独立」という建学の精神の下で、とくに市民の要望やニーズに応え、「地域を愛し、地域を育てる」大学として国内外に優秀な人材を送り出すことを使命としています。
皆さんはこれから新たな学びを通してそれぞれの資質と能力を身につけることになります。資質と能力を同じように使用している場合も見られますが、一般的にはそれらは区別されます。つまり、資質については、生まれつき備わっている生得的素質によって規定されている個人の潜在的可能性を性能または資質capacityと呼んでいます。これに対して能力は、教育や環境などの後天的要因と素質的・生得的要因の複合の結果、個人の中に形成されるものであります。したがって、能力という言葉は資質を含む上位概念として使われる場合も多々あるのです。
私は教育学を専攻していますが、教育学の観点から求められる資質としては少なくとも3つあると考えています。先ず第一に、人間愛であります。人間尊重の精神に裏打ちされた人間への深い愛と信頼です。そこでは、本質を深くみつめる「ルック」(look)が重要であり、一人の人間として他を差別せず、縛らず、個性を生かすことが大切になってきます。第二は、若さと公平であります。単なる年齢的なものではなく、他とともに生活する、他人がよく見える、人のつぶやきが聞こえるといった「まなざし(眼差し)の心」が大切になります。そして第三に、とくに強調した点ですが、絶えざる探求心であります。学び続けることです。アメリカの諺に「教えようと思うひとは学ぶことをやめてはならない」という言葉があります。人と同じ世界に立ち、学ぶことと生活を一体化すれば、まさに将来の「真に教える者は、真に学ぶ者である」ということにつながると考えています。
他方、能力については、第一に、それぞれの専門分野について学問的水準での深い知識と理解が必要であり、第二に、現実の生活や社会の具体的な状況把握が必要であり、そして第三に、地域社会や地球的規模の課題を解決していく能力と技能が必要となります。とくに最後の地域や社会の課題に対しては、単なる実践者にとどまるのではなく、主体的な指導技術の開拓者としての役割、言ってみればイノベーターとしての役割が求められると思います。
以上のように、人間愛、若さと公平、探求心という3つの資質、そして専門分野の学問的知識、地域や社会の実情把握、そして社会を切り拓いていく力といった3つの能力、これらが調和的に身についた時、社会に貢献する人間力といったものが誕生するのではないかと思います。これこそが、まさしく松商学園が掲げる自主独立の精神であると考えています。
幸いに、本学では、そうした資質や能力を盛り込んだカリキュラムがしっかりと編成され、何よりもそのカリキュラムを教える優秀な教師陣やサポートシステムを備えていますので、ご安心下さい。きっと2年後、4年後の修了式には皆さんの資質・能力が開花され、無事に修了式を迎えることができると信じています。
最後に、信州長野は、文化財も多く美術館・博物館の數全国一、公民館の數全国一、また健康的な県民性を誇り、男性・女性とも健康寿命全国トップクラス、野菜の摂取量全国一、豊かな自然が身近にあり日本百名山の數全国一、日帰り温泉施設の數全国一、そして移住したい都道府県ランキング全国トップクラスです。このような恵まれた環境の中で、是非とも、皆さんのそれぞれの夢や目標を、本学のキャンパスを起点として、実現していってもらいたいと願っています。皆さんが、本学で松大生として修了され、明るく希望の多い未来を切り拓いてくれることを強く期待して、私の告辞といたします。本日は、本当におめでとうございます。
2026年4月4日
松本大学
松本大学松商短期大学部
松本大学大学院
学長 清水 一彦
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