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2025年度 学位授与式を挙行しました
618名の修了生・卒業生が新たな一歩を踏み出します
本日3月13日(金)、2025年度松本大学・松本大学松商短期大学部・松本大学大学院の学位授与式を挙行いたしました。今年度は大学院健康科学研究科3名、大学院総合経営研究科1名、総合経営学部217名、人間健康学部182名、教育学部50名、松商短期大学部165名の計618名が修了・卒業し、新たな一歩を踏み出しました。また、ご来賓および保護者の方々にも同席いただき、盛大な式を執り行うことができました。
晴天に恵まれたキャンパスには、学生たちの笑顔が溢れていました。その様子を写真でご紹介するとともに、学位授与式にて修了生・卒業生に送られた学長告辞をご紹介します。
告 辞
卒業生の皆さん、本日晴れて卒業を迎えることを心よりお祝い申し上げます。そして、卒業生の皆さんを支えてこられたご家族の皆様並びに関係者の方々にもお慶び申し上げます。本日はまた、ご多用の中、山崎大学委員長・同窓会会長並びに藤田後援会会長にもご臨席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
本日、皆さんは、この慶びの時に、今の自分と2年前あるいは4年前の入学式の日の自分とを比べてみて下さい。自分自身ではなかなか実感することができないかも知れませんが、皆さんを取り巻く人たちからは大きな違いがあることに気づいていると思います。皆さんがこれまで励んできた勉学や課外活動での日々の努力によって、少なくとも次の3つの能力をしっかりと身に付けたはずです。
1つは、高等教育が共通に追求している「課題探求能力」です。これは、入学前の学校教育における「自ら学び、自ら考える力」の育成を基礎に、主体的に変化に対応し、自ら将来の課題を探究し、その課題に対して幅広い視野から柔軟かつ総合的な判断ができる能力です。2つ目は、文部科学省が求めている「就業力」です。この能力は、学生が卒業後自らの素質を向上させ、社会的・職業的自立を図るために必要な能力で、学生が生涯を通じて自立し、幅広い分野で活躍していくための力です。そして、3つ目は、経済産業省が提唱している「社会人基礎力」です。これは、職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力であります。
これら3つの「課題探求能力」「就業力」「社会人基礎力」は、大学が求めている能力のみならず、これから皆さんの多くが飛び込んでいく社会が求めている能力でもあります。大学力あるいは社会力といってもいいでしょう。多くの人にとって、学校教育12年を含めて14年間もしくは16年間あるいは大学院生にとってはそれ以上の長い年月の教育が終了し、これからは未来の実践的な担い手として、「生き方を学ぶ」長い人生行路を歩み続けることになります。
社会は、成長した皆さんを楽しみに待ち受けています。本学での学びは、皆さん自身の幸せな人生をもたらすだけでなく、地域やグローバル社会の問題や課題を解決していく原動力にもなるはずです。
本学は、今年創立128年を迎えた学校法人松商学園の長い歴史と伝統を引き継ぎながらも、未来志向の大学として、改革と挑戦を続ける大学であります。これまでの先輩方が作り上げた「改革と挑戦のDNA」は、確実に卒業生の皆さんにも引き継がれていることと信じています。従来のシステムに疑問を持ち、思い込みを捨て、新たな価値すなわちイノベーションを創出しようとする思いも生まれたかも知れません。また、他者を尊重し、思いやりの心をもって、自律的にそして柔軟に考える力も身についたと思います。この間の皆さんの学びや活躍は、一人ひとりが「改革と挑戦」を続けてきた大きな成果であると私は考えています。
卒業してからの新しい場所での体験は、楽しいこととともに、未知の体験や予想外の厳しさへの戸惑い、そして失敗もあるかも知れません。困難な決断と選択をしばしば迫られ、対立や争いにつながる場合も少なくありません。これらを乗り越えるためには、合理的思考の上に、失敗を恐れないチャレンジ精神や勇気、そして誠実さや思いやりなどが必要です。皆さんがそれぞれに新しい挑戦をすることが、松本大学らしさを社会に発信することであり、それによって皆さんに続く後輩たちの活動の幅をさらに広げていくことになります。
こんな言葉があります。20代に汗をかかなければ、20年後の40代には涙を流すと言われています。ナショナル(現在のパナソニック)の創始者で有名な松下幸之助氏も、「汗を出せ、汗の中から智恵を出せ、それが出来ない者は去れ」と汗をかくことの重要性、そして汗の中から智恵を出す尊さを説いています。是非、いい汗をかき、社会の発展につながるいい智恵を生み出していってもらいたいと思います。
最後に、皆さんの大学生活での成長には多くの支えがあったと思います。時に厳しくもいつも温かくご指導をいただいた先生や先輩はもとより、互いに切磋琢磨し、また励まし合った同級生や友人達などが側にいてくれたはずです。社会に巣立つ皆さんも、また大学院へ進学する皆さんも、こうした感謝の気持ちを忘れることなく、その上で松本大学時代に得た多くの有形、無形の財産を大切にして、今後さらに飛躍されることを願っています。
卒業生の皆さんの門出を祝し、これからの益々の発展と活躍を心より祈念し、私の告辞といたします。
2026年3月13日
松本大学
松本大学松商短期大学部
松本大学大学院
学長 清水 一彦



