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2026/03/24
  • 教育研究情報

A県理科サークルでのディスカッション

学校教育学科
教授 澤柿 教淳

地域の学校では卒業式や年度末の終業式を迎える季節ですが、この時期は同時に、各学校・各教員は来年度に向けての研修の方向性を定めていく頃でもあります。先日はA県理科サークルに参画させていただき、現場の先生方とディスカッションを重ねる機会を得ました。今回のテーマの一つは「ウエルビーイング」「地球温暖化」としました。

まず、理科の問題解決過程におけるウエルビーイングとは何かについて一緒に考えてみました。私たちは理科の問題解決のさまざまな場面で、たとえば「友達の考えに思わず感動して心が動く」、「休み時間になっても粘り強く考え抜く」、「時間を忘れて没頭する」といった姿に出会うことがよくあります。その子にとってのウエルビーイングは、考えてみるとごく身近に、ごくあたりまえのように存在していると思われます。この日は実践事例をもちよって、そこにどんなウエルビーイングがあるのか一緒に考えることができました。

また、教師にとってのウエルビーイングも大切です。子どもたちの嬉々とした姿を思い浮かべながら教材研究に打ち込む時間もその一つでしょう。そこで今回は「地球温暖化」にかかわる教材研究の魅力が具体的に味わえるように準備していきました。教材にふれながら、先生方とともにさまざまな感想や議論を広げていく楽しい時間となりました。

なかでも、優れた実践を重ねて来られた校長先生のお話もたいへん印象的でした。校庭の草花や気象現象のわずかな変化に目を向ける心情、その瞬間を瞬時に切り取る感性、地球の営みに人生観を重ねた深い洞察、まさにウエルビーイングにひたるひとときでした。

知識や技能といった数値では測れない能力は学校でどのように育つのか、来年度に向けた研修・研鑽のヒントを得られたように思います。本サークルの研修会に現地あるいはON LINEでご参加くださいました皆さまに心より感謝申しあげます。

炎色反応モデル

プラズマモデル

オーロラの発生メカニズムを学ぶ教材研究

理科の問題解決とウエルビーイング
心情的な対立を理科の学びで解決しようとした事例より

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