教育研究情報

介護職員初任者研修で外部講師の講話を開催

健康栄養学科
准教授 加藤 勇太
助手  福岡歩美

本学人間健康学部では、介護職員初任者研修の資格取得を目指す講座を開講しています。今年度は、スポーツ健康学科および健康栄養学科の4年生8名が受講しています。

このたび、「食事に関連したこころとからだのしくみと自立に向けた介護」の授業の一環として、外部講師をお招きし、講話を開催しました。

介護を必要とする方の中には、加齢や疾患などにより嚥下機能が低下し、嚥下調整食を必要とする方も少なくありません。そのため、介護の現場では嚥下調整食に関する理解が重要となっています。そこで今回、嚥下調整食の専門家である管理栄養士の板倉麻希先生を講師としてお招きし、ご講演いただきました。

講義では、嚥下調整食の基本について学ぶとともに、板倉先生ご自身のご経験を交えながらお話しいただきました。なかでも、「食べることは生きること」というメッセージは、学生たちの心に強く残るものとなりました。

また、とろみ剤を用いて飲み物の粘度を調整する体験や、クッキーを用いて食塊を作り、さまざまな姿勢や方法で嚥下を体験する演習も行われました。学生たちは実際に体験することで、嚥下調整食や嚥下介助についての理解を深めることができました。

学生からは、「さまざまな種類のとろみを実際に体験することで理解が深まった」「『食べることは生きること』という言葉が印象に残った」「食べることは楽しいことであり、見た目が周囲と同じ食事であることは、一緒に食事を楽しんでいるという感覚につながると思った」などの感想が寄せられました。

午後には、嚥下に配慮した献立による調理実習を行いました。今回の献立のコンセプトは「自然な食品でとろみをつけること」です。夏野菜カレー、トマトのジュレサラダ、パンナコッタを調理し、試食を行いました。学生たちは学科の枠を超えて協力しながら実習に取り組み、理解を深める貴重な機会となりました。

今後は、所定の研修をさらに積み重ねるとともに、本研修で得た学びを活かしながら現場実習に臨みます。利用者一人ひとりの「食べる喜び」を支える介護のあり方について学ぶ機会となりました。

講話の様子

演習の様子

嚥下に配慮した市販食品の試食

調理実習の献立

関連する教員

加藤 勇太

役職・職階:
准教授
プロフィール

福岡 歩美

役職・職階:
助手
プロフィール

関連コンテンツ

教育研究情報