2026
08.06
教育研究情報
スポーツ健康学科「トレーニング科学の理論と実際」で特別講義を行いました
人間健康学部スポーツ健康学科
准教授 山本 薫
去る2026年7月18日(土)午後15時10分より、信州大学学術研究院(教育学系)の結城 匡啓教授をお招きして「トレーニング科学の理論と実際」の特別講義を開催しました。結城先生は信州大学にて教鞭を取られる傍ら、2026ミラノ・コルティナ冬季五輪のスピードスケート日本代表コーチを務められ、引き続き現在もコーチとしてスピードスケート選手の育成に関わっておられます。先生ご自身も大学院時代にスピードスケートの選手としてワールドカップに出場されワールドカップ3位に入賞した経歴をお持ちです。
ご専門はスポーツバイオメカニクス(人間の動作を力学の手法を用いて研究する学問)で、この研究手法を用いてスピードスケートの運動メカニズムを解析し、コーチとして清水 宏保選手や小平 奈緒選手等、数々の選手を育てられました。


当日の講義では100名近い学生を前にして、丁寧に分かりやすい言葉を選びながら科学的トレーニングについての専門的なお話をしてくださいました。講義では、スクワット動作の力学的な仕組みや筋肉の働き方を分かりやすく説明してくださったり、力が弱い者でも力の強い者に力負けしない理由を野球のバットを使って身近な動作に物理学を応用して説明してくださったりなど、動画も使って分かりやすく解説されました。その他にも長野オリンピック開催当時に話題になったスラップスケートの誕生秘話なども話され、最後まで興味深く話を聞くことができました。


話を聞いた学生からは、「今回のバイオメカニクスの研究を学び、自身が取り組んでいるスポーツの動作について理解を深めることができた」「選手の潜在能力を引き出し、意欲を高めるコーチの役割についての話が印象的だった」「データを活用して科学的な視点から人の動作を分析評価することが大切と感じた」などの感想が聞かれ、科目担当の教員として貴重な知識と経験を学生に与えてくださった結城先生に感謝したいと思います。今回の特別講義での学びを通して少しでも多くの学生が科学的なトレーニング手法についての理解を深めていって欲しいと考えています。